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将棋備忘録
将棋の観戦、自戦記などの雑記。

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3月21日(日)王将戦・棋王戦・NHK杯雑感

ここ1週間は観戦する将棋が多く、めまぐるしい毎日だった。
1つ1つ記事にする余裕がなかったので、まとめてざっくりと。


・王将戦
久保さんが大山さん以来の振り飛車党の2冠王を達成。
3連続限定合いは感動した。
5八金右急戦で羽生さんに破れてもことごとく
立ち向かい続けた久保さんへの神様の贈り物といっていい
手順でしたね。
久保さん、2冠王達成おめでとうございます!

・棋王戦
久保さんが踏ん張って2勝2敗のタイに。
中盤△3三桂と打った局面まで見て、
「これは佐藤さんの勝ちだな。久保二冠王は三日間のみだったか」
と思い、用事で出かけた。
帰ってきたら、久保勝ちでびっくり。
意外に微差だったようだ。
8四歩の懐深い受けから的確な反撃は
大山15世名人を彷彿とさせる指し回しでした。
ここまできたら、久保さんに勝ってもらって、
1年間2冠王を名乗っていただきたい。


・NHK杯
羽生さんが貫禄を見せて、8度目の優勝。
糸谷さんは持ち味を見せることが出来る前に
ふっとばされた感じでしたね。
実際はきわどい将棋だったようですが。
この敗戦を一つのきっかけとして、また
大きな舞台にでてきてもらいたい。

3月15日(月)先週末の将棋についてざっくりと

遅ればせながら、先週末の将棋についてざっと感想。

・王将戦第5局 王将戦中継ブログ

封じ手はおもいっきり外した(笑)
とはいえ、5筋突いてくれるのはありがたく思えるけどなあ。
久保さんが快調に指しているように見えて、意外に差は突いてなかった模様。
今週の週刊将棋見ても、はっきり形勢を損ねたポイントはわからず、
久保さんは痛い負け方。
もう第6局は明日なんですねー。早いなあ。
久保さんは最近負けが続いているけど、気持ちを切り替えれるか。
ただ、羽生さんも心理的には大変そう。
というのは、近著「勝負師と冒険家」の中で昨年の名人戦の最中に
郷田九段が不調だったことについて、

調子がいいよりもやりにくいんですね。
力がない人が結果を出してないのは別にいいんですけど、
力の合う人が出してないのって、すごく怖いんですよ。
必ずそのうちに揺り戻しがあるはずなので。


と語っているのだ。
久保さんの不調を意識しないでいけるか。
しかも今回は先手番で、ゴキゲン対策に持久戦か急戦でいくか
かなり迷いそう。
ただ、星の上で追い詰められているのは、事実で、
こういうときの羽生さんは積極的に攻める印象が強い。
(去年の王将戦第六局がいい例)
だから、急戦を採用すると予想する。
なんにしても、熱戦になると良いですね。


・NHK杯
準決勝:羽生ー丸山戦は羽生さんの快勝。
終盤の5六角は上手いなあと感心した。つい形とばかりに金を打ちそうだし、
自分なら角は5九に打つような筋を残したくなったりするのだが。
優勢だからといって、自陣をケアすることを忘れない
羽生さんの周到さが光った一局でした。

さて、決勝は羽生ー糸谷戦に決定。
これは楽しみな戦いになりました。
一昨年の竜王戦の初手合いではふっとばされた糸谷さんですが、
今回は早指し戦なんで、勝機は十分ありそう。
2005年にNHK杯決勝で山崎さんが羽生さんを破っていたが、
兄弟子に続くことができるか?

↓羽生ー糸谷の初手合い
第21期竜王戦決勝トーナメント:羽生ー糸谷

・三段リーグ最終日
新4段の紹介
昨日、三段リーグ最終日が行われ、最後のイスは
牧野光則さんがゲットした。
この牧野さん、名前を見たことがあるなあと思っていたら、
糸谷流右玉の原点となる人らしいです。
2006年の将棋世界11月号で糸谷さんが右玉の講座を書かれているのですが、
そこで、こう語っています。

右玉はもともと関西奨励会の誇る序盤の俊英、
牧野光則三段の得意戦法です。
(中略)牧野三段がまだ級位者のとき、彼の対局を見て戦法を真似し、
それを自己流に変形させて長らく愛用しているのです。


またしても将棋を見るのが楽しみな四段が誕生ですね。
先に昇段を決めた菅井さんも棋才は高く評価されていて、
今後彼らの活躍が楽しみです。
菅井さん、牧野さん、四段昇段おめでとうございます。

3月10日(水)第59期王将戦第5局 1日目

王将戦中継ブログ

久保2冠目奪取なるかの第5局。

久保棋王の三度目の石田流に対して、今回の羽生さんの作戦は銀冠でした。
予想があたって、ちょっと嬉しい。

2010-03-10a.jpg

封じ手は普通に△6五同歩でしょう。
以下▲同銀 △6二飛 で
解説に書かれていた菅井流?の▲6六歩は
△7二飛と受けられたら困ると思う。

私は△6二飛に▲8六飛として、△8二飛と受けられたら
▲6四歩と押さえるといった手順かなあと思う。

久保さんのこの後の捌き方に注目したい。

3月8日(月)第68期A級順位戦最終局 森内ー藤井戦 終盤の検討

今週の週刊将棋より、
先週の第68期A級順位戦最終局、森内ー藤井戦の終盤について。

*先後逆表記。

20100308a.gif

第1図、本譜は△7二玉で、▲6一龍▲同玉△8二金と進み、
詰めろの連続で後手が負け。
記事によると、図の5八銀が正着だったらしい。
以下▲8二金でも▲5一金でも先手玉が詰む、
あるいは後手玉の詰めろがほどけるそうです。

面白そうなので、検討してみました。

第1図以下▲5一金△6七銀成(第2図)

20100308b.gif

仮に▲5一金で進めます。どっちでも多分大差ないはず。
第2図で
A)▲8六玉
B)▲同銀
C)▲同金
D)▲8八玉
の4つに分岐します。

まずはA)▲8六玉から。
第2図以下 ▲8六玉 △8四香
ここでさらに分岐。
A-1) ▲8五銀

20100308c.gif
これは詰まないと思う。
しかし銀を使ってくれたので、△同香車から追いかければ、先手勝ちだと思う。

A-2)▲9七玉 △8五桂 ▲8六玉 △7七桂成 ▲8五銀 △同 香 ▲同 玉
△8四歩 ▲8六玉 △7六成桂
20100308d.gif

途中、
1)△8五桂に▲9八玉は△9七金以下の詰み。
2)△8四歩に▲同玉は △9四金 ▲7五玉 △7六成桂 ▲同 玉 △8五銀以下の詰み。

図の△7六成桂がA-1)の変化との違いで、以下▲9七玉には△7五角から詰み。


次にB)▲同銀の変化。
第2図以下
▲同 銀 △同香成 ▲同 玉 △4九角
20100308e.gif
△同香成にはCの変化でも出てくるが、玉以外で取るのは8八角で駄目。
また、△同香成に▲8六玉は8四香、4六角と銀を合駒させて、
それをぼろぼろ取っていけば詰み。(Cの変化でもほぼ同じ)

第2-B-1図で▲5六玉は△6四桂以下詰み(8五銀が利いてくる!)

▲7七玉または6六玉は
△7六角成 ▲同 玉 △7八龍 ▲7七香 △6四桂の筋で詰み。

途中△7六角成に▲8八玉はある。△7八龍▲同玉で簡単だと思ったが
意外に見えなくて焦った(笑)

20100308f.gif

第一感 △8六桂なのだが、▲8八玉で容易ではない。
△7七香は?と思ったら同角成と取られて、バカだーと嘆きました。
角が成り帰れるとは良くできてる。
正解は△6七金で
以下▲8八玉 △7八金打 ▲9八玉 △9七香 ▲同 玉 △8八銀
▲同角成 △8五桂 ▲9八玉 △8八金 ▲同 玉 △7七桂成 以下の詰み。
もっとスマートな寄せがありそうですけど、とりあえず詰んだので良し。

C)▲同金はBの変化に似ていて、一番簡単。
第2図以下
C)▲同 金 △同香成 ▲同 玉  △4九角 ▲7七玉 △6八龍
20100308g-1.gif

途中▲5六玉はBの変化同様△6四桂で駄目。

最後にD)▲8八玉の変化
第2図以下
D)▲8八玉 △7八成銀
ここで分岐
D-1)
▲9八玉 △8八金 ▲9七玉 △8七金 ▲同 玉 △8六歩 以下詰み
20100308h.gif

D-2)▲9七玉
20100308i-1.gif

この変化は詰まない。
仕方がないので、△8八角 ▲同角成 △5一金
20100308j.gif
これでどうか?どっちを持っても自信持てないなあ。
ちなみに第1図のときに▲5一金ではなく、▲8二金を選んでいた変化の場合は、
ここでは▲同角成に同成銀とすれば、後手玉は詰まず、先手玉は詰めろなので、後手勝ちそう。


色々検討しましたが、先手のベストは D)▲8八玉の2-D-3図の変化。
これはちょっと自分の力ではわからない。
とりあえず、当初の目的である第2図の▲6七銀成から詰ますか、
詰めろを消すということは達成したので、良しとしよう。

久しぶりにプロの終盤を真剣に検討した。
遊んでいた8五銀の入玉の防ぎ、7七の角が馬で成り帰ってくる変化なんかは
考えていて面白かった。
やっぱりプロの終盤は良くできてると感心した変化でした。

(追記:5/7)
 朝日新聞の観戦記で詳細がわかった。
 1)第1図のときに▲8二金+D)▲8八玉
   △4二金!と打つ手があって(とれば先手玉詰み)後手勝ち。
 2)第1図のときに▲5一金(▲6一金があるので、△4二金が無効となる)
   これは最初△6七銀成りではなく、△6七香成とする。
   のちに9七に玉がきたときに△6四角!を作る意味。
   この順は形勢不明だそうだ。
 
 本当に難しい終盤だなあ。
 

3月3日(水)藤井先生残留!

第68期A級順位戦星取表

いやあ、ほっとしました。
4戦目の対丸山戦でひどい負け方をしたとき、
今期は落ちるの決定かと落胆していましたが、
まさか谷川、佐藤、森内の鬼3番勝負で2-1とは予想外。
とはいえ、来季も地獄が待っていそうですが・・。

さて、対局ごとにちょこっとずつ感想を。
郷田×ー三浦○
 大熱戦。BS2の中継で終局まで見ていましたが、
 今期A級の名局賞をあげるならこの1局でしょう。
 終盤は先手玉に逆王手に逆王手返しの頓死筋があるので、それを避けたけど、
 別の詰み筋があった。
 しかしそれを後手が逃し、先手玉を受け無しの形にして手を渡す。
 後手玉は流れ的には詰みそうだけど詰まない。
 何が何だか自分の説明ではわからないが、非常に難解なことは伝わるかと思う。
 見ていて面白い将棋でした。新聞の解説が今から楽しみです・
 三浦先生、名人挑戦おめでとうございます。

・谷川×ー高橋○
 高橋先生得意の横歩取りで快勝。
 49歳、最年長で6-3の成績は素晴らしい。
 来年もこれが持続出来るか注目です。
 対する谷川先生は後半の失速は意外。
 今年入ってから勝っているのを見ていないので、少し心配。
 まだまだ老けこむには早いですよ!

・佐藤○ー丸山×
 佐藤先生が意地を見せた一局。ファンの方はもっと早い時点で
 この強さを発揮してくれればと思われたのではないでしょうか。
 本局を見る限り、1期で戻ってくるでしょう。

・森内○ー藤井×
 森内先生は最近調子を落としていたけど、さすがに強かった。
 しかもこの勝ち、べらぼうに価値が高い。
 負けていたら来季の順位は3位から7位になっていましたからねえ。
 藤井先生は残念でしたが、結果には響かず。

・井上×ー木村○
 木村ワールド炸裂!9二飛とか金香交換で指せる大局観とか、わけがわからない。
 井上さんも飛車が死ぬ場所にわざといったけど、逃げたらどうだったんだろうか?
 断片的にしか見てないので良くわからないけど。
 解説待ちですね。
 井上さんは前半好調でリーグを盛り上げてくれましたが、
 後半5連敗では降級しても仕方がない。捲土重来を期待します。


さて、次は名人戦ですが、羽生ー三浦戦とはこれまた、
読みにくいカードになりましたね。
戦型は羽生さん次第かと思う。三浦さんの研究に突っ込むのかはずすのか・・。
また、三浦さんは初めての2日制に対応できるのかが焦点。
大胆に予想すると、羽生さんの4-0か、最終局までもつれるかのどっちかかと思う。
前に羽生ー三浦戦を見た印象だと、羽生さんの曲線的な読みに
三浦さんが翻弄されていた感じだったので、負けるときは一方的になるかなと。
竜王戦のように、あっさり終わってはつまらないので、接戦を期待したいですね。

プロフィール

ynug01

Author:ynug01

・社会人3年生    
・将棋倶楽部24   :三~四段
・アマ連レーティング:二段

・将棋倶楽部24HN  :ynug01

・指す戦法     
 振り飛車全般
 居飛車も勉強中

好きな棋士 :藤井九段
好きな駒  :歩

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