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将棋備忘録
将棋の観戦、自戦記などの雑記。

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3月27日(土)【書評】高崎一生の最強向かい飛車

マイコミ将棋BOOKS 高崎一生の最強向かい飛車マイコミ将棋BOOKS 高崎一生の最強向かい飛車
(2010/03/16)
高崎 一生

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今期C級1組昇級の、若手有望株、高崎五段の初の定跡書。
初手から
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩
▲7七角 △5四歩 ▲8八飛
を基本図とした先手向かい飛車本である。

2010-03-27a.jpg

3章構成で平易な定跡書の形式。以下章ごとに感想を。

1章は急戦編。
基本図からの居飛車の1手に対して、▲8六歩からの逆襲の解説。
序盤早々の飛車先逆襲は向かい飛車以外にはないので、
知らない変化が多く、参考になる手筋が多い。
アマチュアの実戦で一番出てきそうなのは下図の引き角志向のときだろう。
2010-03-27b.jpg
ここからの急戦は結論を言うと、先手良くならない。
しかし、居飛車党の引き角愛好者は知っておいて損はないだろう。

2章は持久戦編。
▲8六歩と急戦に行かないときの変化。なので、対棒銀なども載っている。
かなり幅広い変化を扱っているが、解説が丁寧なので、わかりやすい。
面白いと思ったのは、下図の5八金左を保留して4八飛型に構える変化。
2010-03-27c.jpg
他の角道を止めない振り飛車で応用できそうなので、
機会があれば試してみたい。

3章は自戦記3局。
あまり個性を感じない平易な文章。
将棋の方は、定跡書に書かれた筋が載っているので、
戦い方の参考になるかと思う。


総論:先手向かい飛車というニッチな題材のため、定跡編は目新しい変化が多く、
   勉強になった。
   しかし、アマチュアの実戦で基本図になることは相当まれと思われる
   (そもそも▲7六歩△8四歩が少ない。) ので、自分の実戦で
   活用しようと思って買うのは禁物だ。
   実戦で活用するなら、角道を止めない振り飛車党、
   それを受ける居飛車党が、違う戦型で本書の筋を応用するのが現実的か。
   
   興味のある人は、一度手にとって中身を見てから、
   買うか検討するのが賢明だと思う。

お勧め度:★★★☆☆
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ynug01

Author:ynug01

・社会人3年生    
・将棋倶楽部24   :三~四段
・アマ連レーティング:二段

・将棋倶楽部24HN  :ynug01

・指す戦法     
 振り飛車全般
 居飛車も勉強中

好きな棋士 :藤井九段
好きな駒  :歩

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