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将棋備忘録
将棋の観戦、自戦記などの雑記。

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3月8日(月)第68期A級順位戦最終局 森内ー藤井戦 終盤の検討

今週の週刊将棋より、
先週の第68期A級順位戦最終局、森内ー藤井戦の終盤について。

*先後逆表記。

20100308a.gif

第1図、本譜は△7二玉で、▲6一龍▲同玉△8二金と進み、
詰めろの連続で後手が負け。
記事によると、図の5八銀が正着だったらしい。
以下▲8二金でも▲5一金でも先手玉が詰む、
あるいは後手玉の詰めろがほどけるそうです。

面白そうなので、検討してみました。

第1図以下▲5一金△6七銀成(第2図)

20100308b.gif

仮に▲5一金で進めます。どっちでも多分大差ないはず。
第2図で
A)▲8六玉
B)▲同銀
C)▲同金
D)▲8八玉
の4つに分岐します。

まずはA)▲8六玉から。
第2図以下 ▲8六玉 △8四香
ここでさらに分岐。
A-1) ▲8五銀

20100308c.gif
これは詰まないと思う。
しかし銀を使ってくれたので、△同香車から追いかければ、先手勝ちだと思う。

A-2)▲9七玉 △8五桂 ▲8六玉 △7七桂成 ▲8五銀 △同 香 ▲同 玉
△8四歩 ▲8六玉 △7六成桂
20100308d.gif

途中、
1)△8五桂に▲9八玉は△9七金以下の詰み。
2)△8四歩に▲同玉は △9四金 ▲7五玉 △7六成桂 ▲同 玉 △8五銀以下の詰み。

図の△7六成桂がA-1)の変化との違いで、以下▲9七玉には△7五角から詰み。


次にB)▲同銀の変化。
第2図以下
▲同 銀 △同香成 ▲同 玉 △4九角
20100308e.gif
△同香成にはCの変化でも出てくるが、玉以外で取るのは8八角で駄目。
また、△同香成に▲8六玉は8四香、4六角と銀を合駒させて、
それをぼろぼろ取っていけば詰み。(Cの変化でもほぼ同じ)

第2-B-1図で▲5六玉は△6四桂以下詰み(8五銀が利いてくる!)

▲7七玉または6六玉は
△7六角成 ▲同 玉 △7八龍 ▲7七香 △6四桂の筋で詰み。

途中△7六角成に▲8八玉はある。△7八龍▲同玉で簡単だと思ったが
意外に見えなくて焦った(笑)

20100308f.gif

第一感 △8六桂なのだが、▲8八玉で容易ではない。
△7七香は?と思ったら同角成と取られて、バカだーと嘆きました。
角が成り帰れるとは良くできてる。
正解は△6七金で
以下▲8八玉 △7八金打 ▲9八玉 △9七香 ▲同 玉 △8八銀
▲同角成 △8五桂 ▲9八玉 △8八金 ▲同 玉 △7七桂成 以下の詰み。
もっとスマートな寄せがありそうですけど、とりあえず詰んだので良し。

C)▲同金はBの変化に似ていて、一番簡単。
第2図以下
C)▲同 金 △同香成 ▲同 玉  △4九角 ▲7七玉 △6八龍
20100308g-1.gif

途中▲5六玉はBの変化同様△6四桂で駄目。

最後にD)▲8八玉の変化
第2図以下
D)▲8八玉 △7八成銀
ここで分岐
D-1)
▲9八玉 △8八金 ▲9七玉 △8七金 ▲同 玉 △8六歩 以下詰み
20100308h.gif

D-2)▲9七玉
20100308i-1.gif

この変化は詰まない。
仕方がないので、△8八角 ▲同角成 △5一金
20100308j.gif
これでどうか?どっちを持っても自信持てないなあ。
ちなみに第1図のときに▲5一金ではなく、▲8二金を選んでいた変化の場合は、
ここでは▲同角成に同成銀とすれば、後手玉は詰まず、先手玉は詰めろなので、後手勝ちそう。


色々検討しましたが、先手のベストは D)▲8八玉の2-D-3図の変化。
これはちょっと自分の力ではわからない。
とりあえず、当初の目的である第2図の▲6七銀成から詰ますか、
詰めろを消すということは達成したので、良しとしよう。

久しぶりにプロの終盤を真剣に検討した。
遊んでいた8五銀の入玉の防ぎ、7七の角が馬で成り帰ってくる変化なんかは
考えていて面白かった。
やっぱりプロの終盤は良くできてると感心した変化でした。

(追記:5/7)
 朝日新聞の観戦記で詳細がわかった。
 1)第1図のときに▲8二金+D)▲8八玉
   △4二金!と打つ手があって(とれば先手玉詰み)後手勝ち。
 2)第1図のときに▲5一金(▲6一金があるので、△4二金が無効となる)
   これは最初△6七銀成りではなく、△6七香成とする。
   のちに9七に玉がきたときに△6四角!を作る意味。
   この順は形勢不明だそうだ。
 
 本当に難しい終盤だなあ。
 
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1月27日(水)舟囲いの崩し方

久々に更新。
今回は過去の研究から1局面をピックアップ。

2010-01-27a.jpg

早仕掛け 対 四間(2四同角型 )の終盤。
今、△8四香打ちに対して▲5九銀と受けたところ。
桂馬があれば△5五歩と突きたいところだが、あいにく桂馬がない。
ではどうやって攻めるのか?

第1図以下
▲4六歩△同銀▲4八歩(第2図)

2010-01-27b.jpg

歩で乱すのが、こうした形の常套手段。
第2図となると、次のと金作りが厳しく、▲同銀は△8七香成が厳しい。

早仕掛けのこの形は振り飛車側の攻めがとぼしく、手駒が少ない局面になりやすい。
このような歩の手筋を知っておくとかなり戦い易くなると思う。

ちなみに、▲4六歩には△4八歩が正着。
以下 △4一香▲6二角成 △同金引 ▲6九金△2六角
にて後手優勢?と、当時の自分は書いているが、普通に▲2一飛で先手優勢(笑)
何を研究してたんだか・・。

1月11日(月)玉は下段に落とせ

久しぶりに自分の将棋を紹介。

2010-01-11a.jpg

相矢倉の終盤で、先手が私。
ここで寄せきらないと逃げられます。

第1図以下 
▲1一龍 △同 玉 ▲3三銀成 △2一香
▲1三金 △1二飛 ▲2二香 (第2図)

2010-01-11b.jpg

▲1一龍が当然ながら、好手。
後手は金が無いのが辛い。
最後の▲2二香が気持ちの良い決め手。
1三金が落ちなければ、切れることはありません。
以下△同香 ▲同成銀 △同飛 ▲3三金で必至です。

「玉は下段に落とせ」、「金無し将棋に受け手無し」
といった格言通りの寄せに加え、
質駒のように見える4六銀が実は取ってはいけない駒と、
(1三に馬が利いてくる)
ここまで実戦で作ったような局面になるのは珍しかったので
紹介しました。

11月18日(水)プチ終盤講座

最近、大学の後輩がこのブログを見てくれているみたいです。
ありがとうございます。
せっかく見ていただいているので、これからは
実用性のある内容も書いていきたいと思います。

というわけで、今回は参考になりそうなプチ終盤講座。
大学の後輩と指した将棋の終盤戦を取り上げてみます。

2009-11-18a.jpg

第1図、先手の手番。
ここで5手詰めが2通りあります。
いずれも実戦で使えそうな手順なので、
少し考えてみてください。

正解は続き↓から。
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プロフィール

ynug01

Author:ynug01

・社会人3年生    
・将棋倶楽部24   :三~四段
・アマ連レーティング:二段

・将棋倶楽部24HN  :ynug01

・指す戦法     
 振り飛車全般
 居飛車も勉強中

好きな棋士 :藤井九段
好きな駒  :歩

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